心のケア Mental Health Care

心のケア

心の病について

心の病において、軽い症状の時には、せき・胃痛・食欲不振・めまい・しびれ等で「身体」に症状があらわれてくる場合があります。身体の不調と思い、違う診療科目の医院で診察を受ける患者さまが多くいらっしゃいます。

そのような場合、心の病気と気づかれず、気管支ぜんそく、潰瘍、腸腫瘍、神経性食欲不振症、過食症、片頭痛、自律神経失調症、まぶたの痙攣、夜尿症、頻尿、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多汗症、更年期障害、不感症、不妊症などの診断をされる場合があり、なかなか良くならない不調の原因が分からずに、悩みを重ねてしまうケースも多くあります。

このように原因がわからずお悩みの方は、心に原因があるかもしれません。また、ご自身で「心が病んでいる」とすでにお気づきだったり、 「身体ではなく“心”の方かも……」と疑問に思っている方、まずはお問い合わせください。

このような症状の場合、お問い合わせください
1.不眠症かもしれません。

なかなか寝付けない
夜中、何度も目が覚める
早朝に目が覚める
ぐっすり眠った感じがしない

〜ご自身・ご家族でできる対処法〜

不眠症は決してまれな病気ではありません。眠ろうと意識しすぎず、まずは眠れやすい環境をつくりましょう。

・温度は20~25℃に保ち、湿度は50~70%ぐらいを保ちましょう。
・部屋の光は基本的に真っ暗で、音はできるだけ静かに。
・就寝前にコーヒーや紅茶を飲まないようにしましょう。
・リラックスのための軽い入浴や日中の軽い運動がおすすめです。
・規則正しい生活を送り、まずは自分で眠れるように対処してみましょう。

いろいろと努力しているのに、まだ眠れないと感じる場合は、はやめに医師にご相談ください。きっと安心して眠れるようになります。

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2.うつ病かもしれません。

ほとんど毎日、悲しいと感じている
いつもイライラしている
怒りっぽい
落ち着かない気分
物事が神経にさわる
頭痛、腹痛、吐き気、便秘、下痢などの身体的症状
不眠、または過眠
食欲不振または過食

〜ご自身・ご家族でできる対処法〜

うつ病については正しい理解と対応が必要です。まずはご家族や周囲の方がうつ病について理解し、一人ぼっちではないことを伝えましょう。

・ゆっくり休ませる。
・つらい気持ちに耳を傾ける。
・うつ病を理解する。
・うつ病の背景となっている問題を整理する。
・自分は守られているという安心感を持つことができる環境を整える。

こころを健康にするために、日ごろから規則正しい生活習慣を身に付け、バランスのとれた食事、定期的な運動を、また、“自分自身を大切にする”といったことから心掛けてみましょう。

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 3.認知症かもしれません。

同じ事を何度も言ったり、聞いたりする
慣れているところで道に迷った
物や人の名前が出てこなくなった
時間や日付が不確かになった
以前はあった関心や興味が失われた
など

〜ご自身・ご家族でできる対処法〜

認知症は、これからますます増えていくことが予想されます。
認知症は、誰もがかかる可能性のある病気です。”認知症かも……”と思ったら、早めに受診しましょう。1人、あるいは家族だけで悩まずに、お気軽にご相談下さい。