リワーク(復職支援)のご利用について Return to Work
リワーク(復職支援)とは
リワークとは、Return To Work の略で、うつ病などの気分障害で休職されている方がスムーズに職場復帰できるように支援するプログラムです。
例えば……
•いずれ復職したいが自信が持てない
•復職のことで相談できる人がいなくて心配・不安
•復職したときに職場に馴染めるか不安
•仕事に戻ったらまた悪くなってしまうのではないか
このような悩みや不安を抱えた方に対し、当院では復職支援を目的としたリワークコースを開設しています。
「一般社団法人 日本うつ病リワーク協会」の施設会員です。
当院のリワーク(復職支援)コースの特色
当院のリワーク(復職支援)コースは、気分障害や不安障害により休職されている方に対し、生活リズムを整え、復職後に業務負荷や対人ストレスを受けても再休職しないために、復職できる準備を行うコースです。当院のリワークでは、復職に際して生活リズムの確立、作業能力の向上、対人コミュニケーション、再発予防を柱としてプログラムを展開し、復職準備性を高めていきます。
復職するための準備を行い集団に慣れる場を提供
生活リズムを仕事ができる状態へ整え、復職するための準備を行い集団に慣れる場を提供します。
仲間やスタッフとともに復職に関する悩みや不安をできるだけ解消
さまざまなプログラムに取り組み、仲間やスタッフとともに復職に関する悩みや不安をできるだけ解消し、再発予防を目指します。
事業所やご家族からの相談にも対応
企業と連携をはかり、さらにご家族からの相談を受けることで、スムーズな職場復帰と利用者の同意を得て、参加状況を主治医や事業所に情報提供を行います。これにより、復職可否の判断材料を増やすことができ、よりスムーズな復職につなげていきます。
さまざまな専門スタッフがチームを組んでサポート
医師の指示のもとに、看護師、精神保健福祉士、臨床心理士、栄養士、作業療法士といったさまざまな専門スタッフがチームを組んで支援します。
リワークコースの対象となる方
次の3点にあてはまる方です。
•気分障害や不安障害により休職している
•回復期にある
•生活リズムが安定している
利用する際には、当院の医師の許可が必要です。
かかりつけが他の医療機関の場合、かかりつけ医の許可と紹介状が必要になります。
利用の流れ
利用状況(2019年12月末現在)
■一日平均利用者数 1.35人(H29年)
あ 1.75人(H30年)
0.68人(2019年)
■総利用者数 27名(2016~2019)
■修了者の割合 92.5%
■修了者1年後の就労継続率 74%
■平均利用期間 7.77ヶ月
当院は平成23年よりリワークコースを開設しています。
利用後のアンケートより
■メンバーに悩みを相談したり、相談されたりして、お互い励まし合っていくことができた。
■グループワークやSSTを通して、ものの考え方、対応の仕方など変化させてくれたと思います。
■リワークを利用したことで根本的な原因が判明したし、プログラムを通じて復職することへの自信が持てた。
「一般社団法人 日本うつ病リワーク協会」の施設会員です。