10月に入り過ごしやすい季節となりました。柿や秋刀魚(サンマ)など秋に旬を迎える食材がお店に並んできましたね。今回は、秋の味覚「栗」の栄養価についてお話ししたいと思います。
「栗」は、実はスーパーフードと言われています。栗の渋皮部分には多くのタンニンが含まれています。タンニンは抗酸化作用があり、血管が老化によって固くなる動脈硬化対策にも注目されている成分です。また可食部100gあたり33mgのビタミンCが含まれています。これは柑橘類のフルーツに負けないくらいの量なんです。ニキビや肌荒れなどのトラブルをケアしてくれるため、健康にも美容にも役立ちます。消化吸収されず、腸内にある老廃物の排出をサポートする不溶性食物繊維をたくさん含んでいるところもポイントです。そのため、腸内の老廃物のお掃除や便秘解消を助けてくれます。栗は美味しいだけでなく、毎日の健康や美容に役立つ栄養素が多く含まれていることが分かりますね。
吉田病院の献立の中では、栗ご飯として登場してきます。患者様に喜ばれる一品です。