アルツハイマー病治療薬レカネマブ(レケンビ®点滴静注)治療開始について
完全予約制
令和6年6月よりレケンビ®治療が開始となりましたので、」レケンビ治療を希望される方の受診から投与までの流れについてご説明いたします。
(参考)レケンビ®の治療を始める方とそのご家族向けサイト|エーザイ株式会社 (eisai.jp)
1.レカネマブ(レケンビ®)投与までの流れ
- 当院は、完全予約制となっております。
- 通常の認知症鑑別診断を受けていただきます。
(来院時には、ご本人様の生活・症状を把握しているご家族の同伴が必要です。) - レケンビ®の投与対象は、アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)または初期のアルツハイマー病に限定されております。初診時には検査(血液検査、神経心理検査、MRI検査等)を受けていただき、診察を行います。
- 診察の中でレケンビ®治療も選択肢と判断した場合「アミロイドβの蓄積を調べる検査(脳脊髄液検査)」を予約、基本的に後日実施します。
※診察の結果、認知症が進行している場合やアルツハイマー病以外の認知症の場合、MRI検査においてレケンビ®禁忌に該当していると判断された場合は投与対象外となります。
2.検査結果について
脳脊髄液検査結果、アミロイドβの沈着を認めた場合、医師から検査結果とともに、レケンビ治療の選択も含め、効果と副作用リスクを改めてご説明いたします。
レカネマブ(レケンビ®点滴静注)の投与スケジュール
・外来にて2週間に1回、約1時間をかけて点滴を行い、初回投与後は4時間、2回以降は2時間、5回目以降は1時間、院内にて安静
にお過ごしいただきます。
・投与後は、脳の腫れや出血などの副反応が生じる可能性があるため、定期的なMRI検査(2カ月目、3カ月目、6カ月目、18ケ月目)
を受けていただきます。
Eisai公式サイトをご参照ください。 (参考)検査と治療の流れ (eisai.jp)
3.費用について
本剤の投与や諸検査(MRI検査、脳脊髄液検査ないしアミロイドPET検査等)には医療保険が適用されます。
また、高額療養費制度が適用される区分の方は、「限度額認定証」の申請が必要となります。
なお、高額療養費制度の利用について、マイナンバーカードで受診される患者様については、「限度額認定証」は不要です。
患者様の診療内容、所得により負担上限額が異なりますのでご注意ください。
詳しくはEisai公式サイトをご覧ください。(参考)
レケンビ®による治療を受ける方とご家族へ 医療費と高額療養費制度について
4.ご予約
受診予約・お問い合わせにつきましては、下記へご相談ください。
吉田病院 地域連携室(直通)TEL:0982-37-0066
吉田病院認知症疾患医療センター(直通)TEL:0982-20-0015
吉田病院(代表)TEL:0982-37-0126
吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。