<言語聴覚士について!!>

当院は令和4年度より言語聴覚士が加入し、現在2名が在籍しています。

言語聴覚士とは、「話す・聞く・食べるの専門職」となります。

対象者としては言語障害、高次脳機能障害、構音障害、聴覚障害、摂食嚥下障害の方々を対象にリハビリテーションを実施していきます。
当院においては、統合失調症や強迫性障害などの精神疾患、認知症や薬剤の副作用よる影響により、食事が取れなくなったり、食べるための口や舌がうまく動かなくなったり、食事の食べ方が分からなくなるなど、摂食嚥下に問題を抱えているが方が多いと感じています。

そのような方々に、食事を美味しく口から食べ続けていくためにはどのようなサポートが必要か、個別リハビリテーションはもちろんのこと、病棟スタッフと連携し、各分野の専門性を生かし、積極的に意見を交わしながら食事支援に取り組んでいます。

現在当院では、入院時に必ずお食事の様子を含めた「嚥下スクリーニング検査」を実施します。患者様に適した食事内容になっているか?嚥下機能はどの程度か?食事の摂取状況はどうか?などを点数化していきます。

その中で、摂食嚥下に問題があり支援が必要だという方々には、リハビリテーションの介入や食事支援方法の提案などを行っています。

対象となる方の強みや不足点に目を向けたより良い食事支援の充実を目指して、他職種連携の強化と定期的な嚥下カンファレンスを実施しています。

その他にも、患者様に美味しく食事を食べ続けていただく為に、食事介助方法についての勉強会も実施しています。食事介助といっても、その方の病態やとりまく環境は様々です。
1人1人どのような食事環境・食事介助が良いのか一緒に学んでいます。

なにかお困り事があれば、ぜひ言語聴覚士にご相談ください。