インタビューNo11 笑顔あるれる新人さん

こんにちは、吉田病院広報委員会です。日差しの強い日が続いています、皆様はいかがお過ごしでしょうか。広報委員のメンバーは暑さに負けず、広報活動がんばってます。皆様は無理せずご自愛くださいね。
さて今回のブログは、4月に社会人になり、当院で働く事になった新人さんにインタビューを行ないました。病院では多くの職種のスタッフが働いています。その中で今回の新人さんは精神保健福祉士と言う職種についています。
この職種について又、社会人1年生の仕事への意気込みについて質問しています。お時間あればご覧下さい。

Q、病院においてどのような仕事をされているのか?

A、患者様又ご家族様から、医療に関するものや、その他様々なお悩みのお電話を
 頂いただいた際にご相談に応じさせてもらっています。
 入院されている患者様へは、担当している病棟の患者様の退院へ向けたサポー
 トを行っています。患者様が退院後スムーズに社会に順応できるよう関係各所と
 連携をとりながらサポートさせて頂いています。
 外来におきましては、初めて病院を受診される患者様の対応を行っています。

Q,初めて病院を受診される患者様の対応とは具体的にどのような事をしているの
 ですか?

 初めて病院に来ていただい方は、診察までの流れがわからず色々と不安な気持
 ちを抱かれている方もいらっしゃいます。ですので、診察までの流れを説明させて
 いただいております。
 又問診を通じて患者様のニーズを先生や他の病院スタッフに伝える事で、診察を
 スムーズに進行させられればと考えています。

 

Q、特別な資格を持っているのか?

A、大学でPSWとSWの勉強をしまして、今年の4月に何とか資格を取ることができ
 ました。それと全国手話検定2級も在学中に取得しました。

 

Q、精神保健福祉士と社会福祉士の違い?

A、社会福祉士は、障がいのある方、高齢で一人暮らしの方、母子家庭、その他困
 りごとある方々の生活面でのサポートを行います。
 お一人お一人違うニーズに合わせられるよう様々な情報をもって対応させてもら
 っています。
 PSWはそのなかでも精神的な問題のある方々に特化した、資格になっていま
 す。

Q、医療にかかわる仕事は、たとえば看護師さんであったり、多くの職種があります
 が何故、PSWと言う職種をえらばれたのか?

A、始めは別の資格を目指していました。小学校の頃は言語聴覚士になりたい、そ
 う思っていました。
 ですが、より多くの方のサポートができる社会福祉士の仕事を知り福祉関係の学
 部のある大学に進学しました。
 そんな中で、大学4年生のときに実習での体験が、精神保健福祉士として歩もう
 と思う切っ掛けになりました。
   実習させて頂いた精神科の病院で、一人の患者様の退院に向けての取り組みに
 参加させて頂きました。
    その中で、患者様の外出のサポート、退院先との調整など、に携らせてもらいま
 した。
   そこには医療機関のスタッフ、公的な機関の職員さん、退院後の受け入れ先の
 スタッフさん、そして患者様のご家族、患者様自身、多くの人が協力して退院に向
 けて取り組む姿、そこに込められた気持ちに感銘を受けました。と同時に、退院
   拒否するご家族の思い、これまでの背景を知り、退院にむかうことに複雑な気持
   ちにもなりました。
   長い入院生活から社会にでると言うことを考えさせられました。
   そういった気持ちも含め、患者様をサポートする姿に魅力を感じ精神保健福祉士
   を目指す事にしました。

Q、先輩や上司から教えてもらうことも多いと思いますが、患者様と接する上で感
 銘を受けた所などありますか?

 (電話対応の場面で)
 先輩方が、患者様の疑問に対して、言葉をかみくだいて制度の説明し、納得でき
 たか、理解できているかを確認しながら行っている姿に、
 また「それはまだ早いのではないか、まずは今の生活をしっかり送ることが大事」
 といったような指導的助言をされていている姿を見ることにより、
 勉強したことを、その相手に応じた言葉で説明する難しさ、話を傾聴するだけでな
 く指導的な役割を担うことの必要性を痛感しました。

Q、最後のどのような精神保健福祉士を目指されますか?

 求められるニーズに様々な選択肢を提供できる、柔軟性のある精神保健福祉士
    となれるよう、がんばっていきます。