新たな検査機器を導入しました ~SPECT(スペクト)検査で認知症を早期診断~

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こんにちは、吉田病院広報委員会です。照りつける日差しが目に痛いくらいの晴天が続いていますね。ようやく梅雨も明けたようです、これから夏本番、体調を崩さないよう気をつけてくださいね。私たち、吉田病院も皆様の心身の健康を守れるよう、全てのスタッフが日々自己研鑽に取り組んでおります。
そんな中で、6月の院内研修会で「SPECT」(スペクト)というものについて勉強しました。
今回当院では、この「スペクト」という検査機械を新たに導入する事となりました。

「スペクト」??あまり耳なじみのない言葉でご存じでない方も多いかもしれません。かく言う私も、最近知った所もありまして、病院にいる専門のスタッフに色々と教えてもらいました。
何の検査ができるの?気になるところです。
MRIやCTは、体の中の目に見えない部分を画像にする機械です。
それらと違い、スペクトは臓器の働きを見ることができます。
脳の中を流れる細かな血流の状態まで調べる事ができます。
MRIやCTでは脳の萎縮は目立たず正常に見えても、脳血流スペクトでは血流が低下している事がわかります。

血流のわずかな変化も見つける事ができるため脳梗塞、てんかん、認知症などの病気の診断に非常に有効な検査で早期発見へとつながります。
当院は認知症について専門的に取り組んでいます。この新しい検査を使えば認知症の早期発見が可能となります。早期発見、早期治療は病気と向かい合う時の基本です。この新しい画像による検査機械を使い、ご病気で苦しまれている患者様、そのご家族、ご友人の方々の一助になれればと思っております。
これからも、患者様とご家族の立場にたった、寄り添った思いやりのある医療ができるよう自己研鑽に努めてまいります。
「スペクト」について、気になる事があればお気軽にお問い合わせを下さい。

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