9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、1994年に「国際アルツハイマー病協会」が「世界保健機関（WHO）」と共同で9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、毎年この日を中心に認知症の啓蒙を実施しています。認知症に関する正しい理解を深め、本人や家族への施策の充実と希望をもたらすことが目的です。また、毎年9月を「世界アルツハイマー月間」として世界各国で啓発活動が行われており、宮崎県内においても、県庁のライトアップ（オレンジ色）をはじめ、9月を中心に多くの市町村で認知症に関する普及啓発活動が行われています。当事者会である「認知症の人と家族の会」主催で記念講演も行われます。当院においても、啓発の一環として認知症に関連した掲示物の展示を行っております。
推計によると、2025年には宮崎県内における認知症患者は約7万2千人にのぼると言われています。認知症に関する正しい知識と理解を広げ、認知症になっても、介護する側にとっても、暮らしやすいまちになるよう、認知症疾患医療センターとしての機能を果たしていきたいと思います。
県北地域で行われるアルツハイマーデー関連イベントをご紹介します。
■延岡市
9/20（金） 延岡市 城山公園 ライトアップ点灯式
【アルツハイマー月間啓発展示物コーナー】
延岡市役所市民スペース、エンクロス、ヘルストピア、県立延岡病院 等
■日向市
9/13（金）～9/21（土） 日向市 市役所玄関前 ライトアップ
9/21（土）19：00～20：30 全国オレンジライトアップリレー中継
（YouTubeにて視聴できます）