第7回目となるブログインタビューですが、今回は、栄養課課長である管理栄養士の海野昌子さんにスポットをあててみました。
どんなに離れた所からでも、相手が誰であろうとも、いつも爽やかな笑顔で挨拶をしてくれる海野さん、そんな愛情あふれる海野さんの人物像に、山中が迫りたいと思います。
山中 :今日はよろしくお願いします。では早速ですが、ズバリ管理栄養士を目指したきっかけは何ですか?
海野さん:人間て、食べることが全てじゃないですか、口から入ることで元気の源になるので・・・それが全てかな、と思うんです。何をするにも元気にするのも、気持ちを活き活きさせるのも食べ物が全て。その部分に関わることのできるお仕事として、魅力を感じたので志しました。
山中 :では、お仕事をされる上で、心がけていることは何ですか?
海野さん:その日その日に流されちゃいけない、同じことをしてちゃいけない、ということは常日頃感じています。糖尿病にしても腎臓病にしても、毎年マニュアルが変わって、学会の発表も変わっているので、そういうことをどんどん取り入れて、患者様自身に見合ったカロリーや食事内容を提供したいと思っています。
山中 :この吉田病院で長年働いてこられて、心に残っているエピソードって何ですか?
海野さん:患者様ひとりひとりに密着した取り組みが出来ていない中で、献立を増やしていって、「あれはおいしかった」「今日のは良かったよ」と言ってもらえると、次の献立を立てる励みになります。やっぱり患者様からの生の声は嬉しいですね。長く働いているおかげで、患者様のほうが私の顔を覚えてくださってて、話しかけてくださいます。実は、元々家庭科は苦手だったし、調理も得意ではないけれど、調理の方たちが頑張ってくれているから、今があるんです。これからも、他病院のメニューを取り入れたり、他県の減塩メニューを取り入れたりして、努力をしていきたいと思います。
山中 :では、少しお仕事の話から離れますが、スリムな海野さん、そのスタイルを保つ秘訣・・・ありますよね?
海野さん:私は、太りにくい体質なんです。だから、運動をして食事もしっかりとって、筋肉をつけていくよう心がけてます。いろんな人に話していることなんですけど、最近犬を飼ったので、散歩を兼ねて運動をするようにしてます。食べる量が少ないから、しっかり食べるよう努力しています。
山中 :うらやましい限りです・・・。では、ストレス解消法は?
海野さん:もうワンちゃん中心の生活ですね!ドーベルマンを飼ってるんです。寒さ暑さに弱い甘えん坊の座敷犬なんですけどね。今2才で、27.3kgあります。私生活では、ワンちゃん一筋です!
山中 :では最後に、これからお仕事をされる上で目標とされていることや夢は何ですか?
海野さん:今、私のほかに男性2人の管理栄養士がいます。この2人がしっかり育ってもらって、吉田病院を盛り立てていってくれることを願っています。今、宮崎県栄養士会で延岡事業部長をしてます。まだまだ教えることができるような立場ではないけれど、理事として、他病院や施設の栄養士の皆さんにも県内外の最新の情報がきちんとお伝えできる態勢をつくっていきたいと思っています。
山中 :今日は、お忙しい中ありがとうございました。海野さんのような方でも、こんな心持ちでいらっしゃるなら、私たちはもっと頑張らなきゃいけないな、と思いました。
ゆっくりと優しい口調で、丁寧にすべての質問に答えてくださいました。
病棟の患者様ひとりひとりに対する思いは、語らずとも伝わってきます。同じメニューでも、患者様にあった食事
形態を提供できるよう、試行錯誤されながら患者様やスタッフのリクエストこたえて下さるその姿は、努力の賜で
す。
これからも、吉田病院のお母さん的存在でいてください。