吉田病院教育研修委員会では、職員の知識と技術向上のため、職員研修を企画、実施しています。例年は毎月開催し、院内職員が講師になることもあれば、外部の方を招いて研修することもありました。
しかし、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、従来のような研修会が開催出来ない状態が続きました。教育研修委員会では、コロナ禍でもできることはないか検討し、インターネットを活用した研修会(e-ラーニング)を開催することとしました。e-ラーニングも個人ではなかなか活用しにくいという意見から、広い会場を使用し、参加者間の距離を保ち、常に換気をするなど感染対策を講じながら開催しました。
テーマは「精神科の多職種連携」で30名ほどの職員が参加しました。コロナ禍で対面でのやりとりが減り、人とのコミュニケーションが疎遠になりがちなご時世ですが、よりよい支援や医療を行なっていくためには、患者様や患者様に関わるスタッフが「お互いに顔が見える関係」でコミュニケーションを図っていくことが大事であることを再確認できた研修会となりました。