みなさん こんにちは!
2月3日(月)、延岡保健所で「アルコール家族教室」が開催され、参加してきました。この教室は延岡保健所と当院が共同主催で、アルコール関連問題を抱えるご家族の方を対象に今回初めて実施しました。
当院スタッフ3名、延岡保健所3名、断酒会・AAの方6名、ご家族の方6名の計18名が参加し、①当院心理師によるミニレクチャー「依存症のメカニズムと回復への支援」、②ご家族の体験発表「依存症からの回復」、③フリートークの内容でプログラムを行いました。
今回初めての家族教室で緊張していましたが、断酒会やAAの方にもご協力いただき、内容の濃い家族教室になったのではないかと思います。ご家族にアンケートを実施しましたが、「いろいろな話を聞けて大変ためになった。」、「悩んでいるのは自分だけではないとわかり、話を聞いているだけで共感できた。」、「本人の話をもっと聞いてあげたい。本人も連れて行きたい。」と多くの意見をいただきました。
アルコール依存症は、「家族の病」ともいわれており、本人だけでなく家族もともに病んでしまうといった大きな特徴があります。依存症からの回復には、家族の健康回復や依存症の理解が大切です。今後もこの家族教室を通して、依存症や本人への接し方などについて正確な知識や情報を提供し、同じ悩みを抱える家族同士が支え合える場所になるといいなと思います。
急性期治療病棟
精神保健福祉士 甲斐幸祐