受診に悩んでいる方へ…
当院ではアルコールに関する相談窓口「アルコールよろず相談」を行っています。
まずはお電話でお話してみませんか?お気軽にご連絡下さい。
窓口:吉田病院内地域連携室
TEL:0982-37-0066
受付時間 8:30 - 17:00
お酒は私たちの生活に豊かさと楽しみを与える一方で、不適切な飲酒は健康障害の原因となり、ご本人の健康問題だけでなく、そのご家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる危険性があります。2014年(平成26年)にはアルコール健康障害対策基本法が施行され、国もアルコール健康障害への対策を始めています。
アルコール依存症は飲酒をする方であれば誰でも発症する可能性のある疾患です。我が国でのアルコール依存症の患者数は100万人以上と推定され、そのうち治療を受けている方はわずか5万人(5%)と言われています。さらにアルコールによって身体的・精神的・社会的になんらかの障害を引き起こす、もしくは引き起こしている方(予備軍)は1000万人を越えるとも言われています。一般的に最近ではこの予備軍も含めて「アルコール使用障害」と呼ばれており、適切な治療を受けることを勧められています。
「適度な飲酒」についてお話ししたいと思います。厚生労働省が推進する「健康日本21」では節度ある適切な飲酒量が示されています。成人男性の場合、お酒に含まれるアルコール量(純アルコール量)で1日約20g程度とされています(女性はその1/2~1/3程度)。これはビール500ml、20℃の焼酎で125ml、25℃の焼酎で100mlに相当します。焼酎は1合180mlですので、20℃だと約0.7合、25℃だと約0.5合ということになります。簡単に越えてしまう方も多いのではないでしょうか?
また、1日あたりの純アルコール摂取量が40g(女性で20g)を越えると生活習慣病などの健康障害リスクが高まると定義されています。
この基準を超える飲酒行動をとり続けることでアルコール依存症へ一歩ずつ近づいていることになります。
(2013年調査結果)
純アルコール量算出方法は以下の通りです。普段どれくらいアルコールを摂取しているか計算してみましょう。
「%」=「℃」。5%・・・0.02、20%・・・0.2に換算
いかがでしょうか?20gにおさめることが難しいことはご理解いただけたでしょうか?計算してみると基準値を簡単に越えてしまう方も多いのではないでしょうか?アルコール使用障害が他人事ではなく身近なものと感じてもらえると思います。
当院ではアルコールの問題を抱えられた方に対し、受診相談から入院治療、外来治療まで切れ目のない支援を目指しています。
引用参考
厚生労働省ホームページ
厚生労働省患者調査 政府統計の総合窓口 e-Start,2014
生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」
みんなのメンタルヘルス総合サイト
「健康日本21」
国立病院機構 久里浜医療センター
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