〜アルコール依存症が疑われる自動車運転者に対する相談指導の取り組み〜

「酒気帯び、酒酔い運転(飲酒運転)は犯罪!」「〝飲んだら乗るな〟〝飲むなら乗るな〟」と分かっていても飲酒運転を繰り返してしまう方々います。もちろん、飲酒運転は犯罪なので警察に捕まります。しかし、その中には、アルコール依存症が疑われる方もいます。

そこで、アルコール依存症は病気なので、再発防止促進のため、適切な治療につなげようという試みが県内でも始まりました。

この取り組みは、宮崎県内のアルコール専門医療機関、専門治療拠点病院に選定されている病院(※1)と、警察署、保健所、宮崎県障がい福祉課がネットワークを作り、令和4年6月からスタートしています。
この制度のフローチャートは以下になります。

当院の役割としては、以下の事柄を担っています。

  • 保健所から相談のあった方の受診調整
  • 専門医による診断
  • アルコール依存症と診断されれば、治療
  • 自助グループへのつなぎ

紹介された方の中には、ご自身がアルコール依存症だと認識しておらず、受診を渋る方もおられると思います。私たちは、その方の気持ちに寄り添いながら、適切な診断と治療に繋がるようにサポートしたいと考えています。

最後となりますが、当院での治療内容などは、過去のブログに掲載させて頂いています。ご興味のある方は、ご覧になられるか、当院へご連絡頂ければと思います。

(※1) 宮崎県内のアルコール専門医療機関及びアルコール専門治療拠点機関

アルコール専門治療拠点機関:大悟病院(三股町)

アルコール専門医療機関:県南病院(串間市)、宮崎若久病院(宮崎市)、若草病院(宮崎市)吉田病院(延岡市)

今後も色々なトピックなど掲載させて頂きます。お楽しみください(^_^)/