「精神障害にも対応した地域包括システム構築に向けた研修会」という事で、今年度初めての開催になります。
今回は、医療法人見松会あきやま病院(副院長)福田貴博氏が延岡まで足を運んで下さり、オリエンテーションで「問題解決しない事例検討会」とは・・・との話しをして下さいました。
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問題解決しない事例検討会の目的は、本人に対する理解を深めること。
今回は、検討会をするにあたって大切にしている姿勢の二つ目を紹介します。
②「あなた(困っている人)の事はわからない」が前提
「こんな人なのかもしれない」「こんな事に困っているのかもしれない」「本当はこうしたいのでは?」というのは、あくまでも私たちが立てた仮説に過ぎません。この「仮説」は、その後の本人との対話の中で繰り返し「検証(確認)」していきます。本人から「それは違う」と言われた時は「この仮説は間違っていた」と素直に受け止め、さらなる対話を深めるきっかけとしていきます。的外れな「仮説」が新たな気付きのきっかけになることも珍しくありません。対話の中での「検証」なしに、勝手に「わかったこと」にはしません。
大切にしている姿勢は、全部で4つあるので、また次回ご紹介したいと思います。
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オンライン参加
・西念奈津江氏/北陸HIV情報センターソーシャルワーカー(精神保健福祉士・公認心理師)
会場参加
・福田貴博氏/医療法人見松会あきやま病院(副院長)
・伊東寛哲氏/独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター(医師)
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南部基幹センターでは様々な相談を受けています。障がいを持った方、またその家族の為の相談窓口として社会にとけ込み自立した生活を送れるように、必要な情報提供を行っていますので、お気軽にご相談下さい。