<アルコール関連問題啓発週間です!!>

適切な飲酒量って??

みなさんは普段飲まれているお酒にどの程度アルコールが含まれているかご存じですか?

5%のビールで約20グラムのアルコールが含有されています。

では次に、適切な飲酒量があることをご存じですか?

「健康日本21」では、お酒に含まれるアルコール量が男性では20グラム/日、女性だと10~13グラムが適切な飲酒量とされています。(10グラムで1単位といいます)。

下の換算表をご覧ください。5%のビールだと男性で500ml、20%の焼酎で約0.7合程度が1日の適切な飲酒量となります。

さらに男性で40グラム(4単位)/日、女性で20グラム(2単位)/日以上摂取を続けると、生活習慣病など何かしらの健康障害にかかるリスクが高まると言われています。5%ビールだと1000ml(女性で500ml)、焼酎(20%)で約1.4合(女性で約0.7合)です。

アルコールの分解時間~酔いが覚めるまで~

体内のアルコールが分解され体外に排出されるまでの時間はご存じですか?
お酒を飲めるタイプの方で「飲酒した単位数×2時間」、女性やお酒に弱い方、高齢者の方は「単位数×2.5時間」とされています。

例えば、ビール(5%)500mlだと、4時間、女性だと5時間ということになります。1000ml飲酒すれば、それぞれ倍の時間を分解に要するということになります。翌日に運転を控えている方は、分解時間を逆算して飲酒する必要があります。

これから年末にかけ、お酒を飲まれる機会も増えてくると思います。11/10~11/16はアルコール関連問題啓発週間です。この機会にご自身や周囲の方のお酒との付き合い方について考えてみてはいかがでしょうか?

吉田病院アルコール使用障害ワーキンググループ

公認心理師/山中慎也