こんにちは。
令和6年2月18日に宮交シティで開催された、令和5年度宮崎市依存症関連問題改善活動支援事業に参加してきました。
この事業は県精神保健福祉士協会が宮崎市からの補助金を活用して、令和4年から始めた事業で、令和4年時はパンフレットを作成、相談会は今年度が第1回目の開催となりました。
今回は、「アルコール依存症やギャンブル依存症の悩みを相談しよう」と題して、当事者・家族・一般市民の方を対象に実施しました。
私を含め県内の精神科病院で働いている精神保健福祉士の方、訪問看護事業所を運営している精神科認定看護師の方が相談員として、計5名参加しました。
相談者は本人、家族、友人・知人など様々で、全体で約10名、うちアルコール依存症の相談が約5件、ギャンブル依存症の相談が約5件でした。
私は、2名のアルコール依存症のご家族の方の対応をさせていただきました。日々の対応について困っている、どこに相談したらいいのかわからない、依存症を辞めさせるにはどうしたらいいのか、など相談の内容は様々でした。
医療機関に繋がっているのであれば、医師や看護師、ソーシャルワーカーなどへまず相談してみることが必要ですが、なかなか病院受診に繋がらない場合は保健所や精神保健福祉センター、市町村の障がい福祉課などの地域の機関へまず相談しこれからの方法を検討していくことや、他にも悩みを共有する場所の一つとして家族会の紹介・提案などをさせてもらいました。
今回初めての取り組みでしたが、予想以上に相談に来る方が多くそれぞれいろいろな悩みや葛藤があり、自分だけではどうしたらいいのかわからないという方が多いなという印象でした。日々の業務の経験を生かしながら、今後もこのような活動に参加させていただき、少しでもご本人・ご家族・その周りの方に寄り添いお手伝いができればと思います。
私としてもとても貴重な経験をさせていただきました。
精神保健福祉士
甲斐 幸祐